ブルターニュ地方キブロンの名店アンリ・ルルー(Henri Le Roux)の塩バターキャラメル(C.B.S.)を探していたところ、「パリで扱っているのはこのお店だけ」と聞いてア・レトワール・ドールへやってきました。三つ編みがチャームポイントのドゥニーズ・アカボさんが1973年から開いているこのお店は、フランス中の地方菓子が見つかる、まさに「お菓子のセレクトショップ」。かつて美食ガイドの審査員もしていたというドゥニーズさんの確かな舌で選ばれた逸品だけが揃う、宝の山のようなお店です。ブルゴーニュ地方ヌヴェールのキャラメル入りキャンディーやディジョンのカシスのフルーツゼリー、ナンシーのベルガモット・キャンディー、南西部アジャンのクリームを詰めたプルーンなど、フランスに昔から伝わる伝統的なお菓子に出会えます。
そしてルルーさんのキャラメル以上にこのお店の「顔」となっているのが、リヨンの伝説のショコラティエ、ベルナション(Bernachon)のチョコレート。世界で一番貴重なカカオ豆を贅沢に使ったその深い味わい・・・。大量生産を拒み、門外不出とまで言われたこのチョコレートにドゥニーズさんが惚れ込み、何年もリヨンに通ってようやく、お店に置かせてもらえることになったとか。リヨンのお店以外ではこのア・レトワール・ドールでのみ入手可能という