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ではチョレート部門の典型的な一日を教えてください。
5h30 起床
6h15 家を出発
6h25 お店に到着、着替えなど
6h30 作業開始
→火・水・木はガナッシュ作り、金・土はコーティング。余った時間にマンディアン(チョコレートにドライフルーツを載せたもの)やギモーヴ(マシュマロ)、パート・ドゥ・フリュイ(フルーツゼリー)などを作る。
14h〜18h 帰宅
私が研修をスタートしてからはノエルからイースターまで、イベント続きなのでなかなか忙しいですね。でも早々と帰れる日もあったりして、本当に日によります。
周りの同僚とはうまくいっていますか?
チョコレート部門にはハタチそこそこのフランス人男子が2人。研修に来て右も左もわからない私にいろいろ教えてくれました。気軽に軽口をたたいたり、下ネタで盛り上がったり(笑)、楽しくやっています。でも、よく考えてみれば、あの若さでこんなに早起きして働いているというのは本当にエラいですよね。
アルノー・ラエールのチョコレートのワザ(?)が盗めましたか?
ワザが盗めたかどうかはわかりませんが、レシピはいつもその場でメモしてますね。メモだけで小さな箱がいっぱいになるくらい。
憧れだったお店で研修してみて、今、どんなことを感じていますか?
研修をして、ある意味、裏側を見た今も、やはり「美味しい」と素直に言えますね。シェフは優しい人ですが、やはり目の前にすると緊張します。とにかく作業が速くて正確で、さすがです。
ではアルノー・ラエールの個人的なオススメを教えてください。
チョコレートだと、キャラメル入りやパッション・フルーツ入りがオススメです。フルーツ味のチョコレートとか、ギモーヴ(マシュマロ)とか、プラリネとか、日本ではあまり好んで食べなかったものの美味しさを、こちらで実感しているところです。
あとはブルターニュ出身シェフだからこそのクイニーアマンの美味しさは絶品。
それからケーキではサントノレのキャラメルですね。金・土限定で、しかも季節によってはキャラメル味がないのでご注意を。
研修は今年の5月末までとのことですが、その後についてはどのように考えていますか?
今、ちょうど悩んでいるところです。こちらでやり残したことはないか?と考えてみたら、お菓子と同じくらい好きなパンの学校に通ったことがないことを思い出して。フランスといえば、パンも素晴らしいですからね。というわけで、短期でパンの学校に通えたらと考えています。そして日本に帰った暁には、自分の好きなお菓子屋さんやパン屋さんで働けたらいいですね。
話題は変わって、パリに暮らす日本人として、「これだけはどうにかしてくれ!」と思うことは?
同じような境遇の人がたくさんいると思いますけど、とにかく滞在許可証の取得や更新の手続きがとても面倒くさい!きちんと書類を出したのに「ありません」と言われて呼び出されたり、本当にどうにかしてほしいですね。
あとは、家の水漏れ・・・大家さんに頼んだら、なんと1ヵ月後に修理の人が来ました。いかにもフランスっぽいエピソードですよね。
そして道に落ちている犬のフン!ずっと踏んだことがなかったのに、ここ1ヶ月で2回も踏んづけてしまって恨めしい気持ちです。
逆に、これがあるからパリ最高!と思う点は?
バターやチーズなどの乳製品が安くて美味しい!いわゆる有名なショコラティエのチョコレートも、日本に比べると半額程度なので幸せです。それから普段通っている、バルベス(編集部注:アフリカ系住民の多いとても庶民的な地区)のマルシェが素晴らしいです。ものすごい人ごみで、人と密着しながら移動する感じですが、とにかく果物も野菜も新鮮で安い。
あとは月並みですけど、パリの街並みが好きですね。故郷の大阪に比べて公園や緑も多いし、いつ歩いても「きれいだな」と思えます。
最後に、同じようにフランスでパティシエ修業をしたいと考えている方々にアドバイスがあれば。
研修は基本的に無給です。パリ市内は日本の大都市並みに家賃が高いし、しかもユーロ高なので、とにかく生活資金はしっかりと貯めてくることをオススメしますね。美味しいものがいっぱいの街なので、倹約生活だけではもったいないですから。
フランス語は事前に勉強できればそれが一番ですね。でも現地に来てからのほうが、必要に迫られて身についていくので、そんなに心配しなくても大丈夫かも。
それからパティシエの仕事は想像以上に重労働。最初の1週間は腕が筋肉痛になったし、今でも、一人ではボウルが持ち上げられなくて同僚に助けてもらうこともあります。ただでさえ生活が変わって体調を崩す人が多いので、体力は大事ですね。
今日はありがとうございました!
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