カーテンの奥に彼のシルエットが映し出され、「La Poupee aui fait non
ノンノン人形」のメロディーを奏でるギターの音が。そしてカーテンが上がりポルナレフが登場。彼が15,000人のファンに投げかけた第一声は...「J'ai
pas préparé de discours, mais je dirais: Enfin!
(挨拶の言葉は用意してないけど、ひとこと言うなら“やっと!”かな)」だった。
袖口のゆったりとした白のシャツにジャン=クロード・ジトロワの黒のベストとレザーパンツ。目には大きな白フレームのサングラスをかけて。ボディービルでたくましくなった体以外は、35年前と変わらぬまま。特に声は、何ものにも触れられなかったかのように透明なままだった。
1曲目は「Je suis un homme 僕は男なんだよ」。そして「Lettre a France フランスへの手紙」「Holidays
愛の休日」「Love Me Please Love Me 愛の願い」「Tout, tout pour ma cherie
シェリーに口づけ」といった往年のヒット曲20数曲を熱唱した。そして、「On ira tous au paradis
天国への道」では、巨大スクリーンに歌詞が流れ、会場丸ごとカラオケ状態で盛り上がった。
ドヴィルパン首相、歌手のパトリック・ブリュエル、ロラン・ヴルジー、俳優のギヨーム・カネ、ジュリー・ドパルデューといった多くの有名人も会場に詰め掛けた。
最後に「J'ai pas envie de partir, franchement.
はっきり言って、去りたくないよ」という言葉を残し、2時間に渡る感動的なコンサートの幕を閉じた。
(2007-03-03)